新型コロナウイルス接触確認アプリ「COCOA」の実体

新型コロナウイルス接触確認アプリ(COCOA) とは

厚生労働省が開発して配信を始めた、過去14日間に新型コロナウイルス陽性者との接触の有無を確認が出来るスマホ向けのアプリです。
現在のバージョン「1.0.0」は試行版として1か月間設けており、今後改良など修正が加わる可能性があるようです。
Bluetoothの通信機能を利用して1m以内に15分以上お互いのスマホが近づいている場合は、接触有りと判断。
新型コロナウイルスの陽性になった場合は、自分でアプリへ陽性を登録。それを元に接触有りと判断された相手のスマホへ陽性者と接触有りの通知を行う仕組みです。

新型コロナウイルス接触確認アプリ(COCOA) の対応機種条件

スマホのアプリなのでガラ携帯では使えません。
スマホでもOSに条件が有ります。
iPhoneなどでは、iOS 13.5以上
Androidなどでは、Android 6.0以上
となっています。
そしてBluetoothは必須なので、何からの障害でBluetoothが機能しない場合は使えません。

一応厚生労働省のホームページの該当ページに、少ないですが動作確認済みの機種が発表されています。

新型コロナウイルス接触確認アプリ(COCOA) COVID-19 Contact-Confirming Application
新型コロナウイルス接触確認アプリ(COCOA) COVID-19 Contact-Confirming Applicationを掲載しています。

新型コロナウイルス接触確認アプリ(COCOA) をインストールしてみる

この新型コロナウイルス接触確認アプリ(COCOA) は、相手あってのアプリなので、普及率が有る程度(60%以上)ないと意味をなさないようです。
Lineの普及率でさえ70%を切ってるので、「無理ではないか!」などの意見もございますが、
先ずは手元のスマホへインストールしてみようと思います。
ちなみに手元のスマホは、AndroidなのでAndroid画面で解説していきます。

アプリは、上で記載した厚生労働省のページからリンクやQRコードで各アプリストアへアクセスできます。
また、アプリストアへ行き
「COCOA」や「接触確認アプリ」で検索しても出てきます。

通常のアプリと同じで
「インストール」をタップします。

インストールが完了したら、
「開く」をタップして
新型コロナウイルス接触確認アプリ(COCOA)を起動します。

オープニング画面が表示されます。

その後すぐに、アプリの説明画面が表示されるので
「次へ」をタップします。

「プライバシーについて」の説明画面が表示されるので
「利用規約へ」をタップします。

「利用規約」の画面が表示され
スクロールして読むことが出来るので熟読の上
「規約に同意して次へ」をタップします。

次は「プライバシーポリシー」の画面が表示され
これもスクロールして読むことが出来るので熟読の上
「同意する」をタップします。

次に、Bluetoothの機能を使用できる状態にするための画面が表示され
「有効にする」をタップします。

次は、アプリへの必要情報共有許可画面が表示され
「ONにする」をタップします。

新型コロナウイルス陽性者と接触が有った場合のプッシュ通知を有効にする画面が表示されます。
「有効にする」をタップします。

これでこの「新型コロナウイルス接触確認アプリ(COCOA) 」の設定が完了です。

「ホーム画面へ」をタップしてみます。

「新型コロナウイルス接触確認アプリ(COCOA) 」の機能

これが「新型コロナウイルス接触確認アプリ(COCOA) 」のホーム画面になります。
機能的には、
1.陽性者との接触を確認する
2.陽性情報の登録
3.アプリを周りの人に知らせる
の3つです。

「1.陽性者との接触を確認する」機能

過去14日間に新型コロナウイルス陽性者との接触の有無をいつでも確認できます。

ホーム画面の「陽性者との接触を確認する」をタップします。

さすがに、インストールしたばかりなので陽性者との接触はありません!

「←」をタップすればホーム画面へ戻ります。

「2.陽性情報の登録」機能

自分が新型コロナウイルスの陽性者と医療判定された場合は、自ら速やかに陽性情報を登録する必要があります。

ホーム画面の「陽性情報の登録」をタップします。

「陽性登録への同意」を求める画面が開きます。
スクロールして全文を熟読の上
「同意して陽性登録する」をタップします。

新型コロナウイルス感染症者等情報把握・管理支援システムから発行された8桁の処理番号を入力して、
「登録する」をタップします。

新型コロナウイルス感染症者等情報把握・管理支援システムから発行された8桁の処理番号とは

検査で新型コロナウイルス感染が陽性の場合、保健所等公的機関から登録用の処理番号が発行されます。

「3.アプリを周りの人に知らせる」機能

このアプリは普及しないと機能を発揮できないため、周囲の人へ宣伝するする必要があるので、SNS等で広めるための画面が開きます。

新型コロナウイルス接触確認アプリ(COCOA) のまとめ

厚生労働省が監修しているだけあって、説明画面の多さや、文字の大きさなどユーザビリティが高い、まさにこの手のアプリに関するお手本的な印象が強いです。
機能内容に関しては、陽性になった人がスマホを所持していて、尚且つ新型コロナウイルス接触確認アプリ(COCOA) が正常に動作してないとまったく意味の無いアプリとなってしう傾向が感じられました。
バッテリー節約の為BluetoothをOFFにしてたため接触判定されなかったり、隔離されていても接触と判定されたり(隔離壁を電波が透過した場合)、また60%以上の普及率が必要な点等、いろいろと問題がありそうな気もします。
そもそも陽性判定された時点で、自分から陽性情報を登録するほど冷静でいられるか自信がありません。